相続・贈与の知識

発見が難しい、仮想通貨(暗号資産)の相続財産があるか否かを確認する方法

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インターネットで取引される仮想通貨(暗号資産)は存在が非常に分かりにくく、大切な財産が承継されない可能性があります。それどころか、把握していても、パスワード等がわからず承継できない可能性もあります。承継できなくても、相続財産を取得したものとみなされ、課税される可能性もあります、
探し方にはコツがあります!
①ユーザーページを調べる
②メールや郵便物を調べる(契約や売買履歴等がメールや郵便物としてきていることあり)
③パソコンや大事なものを保管している場所に暗号資産にかかわる情報がないか調べる
④PCや携帯で取引所のサイト等がブックマークされていないか調べる
⑤スマホアプリに暗号資産取引所のアプリや暗号資産管理アプリがないか調べる
⑥過去の所得税の確定申告書の“所得の内訳”のところに、暗号資産と思われる記載はないか
⑦ノベルティーを持っていないか
⑧エンディングノートに暗号資産のIDやパスワードの記載はないか
⑨通帳に取引の履歴が残っていないか

被相続人が保管していた書類や、預貯金口座の入出金履歴などから、暗号資産(仮想通貨)の保管場所を突き止めましょう。
自身で行うには少々ハードルが高いかもしれませんので、司法書士や行政書士等の専門家に任せてしまうのも一考です。
相続人に迷惑を掛けないためにも、暗号資産を保有している方は、パスワード等がが相続人へ伝わるように対策しておきましょう。

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